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代表的な観光地

六百マジギ

「シャスターデージー」天上の花園

平昌(ピョンチャン)美灘(ミタン)面に位置する青玉山の六百マジギは、600斗の種もみを撒くことができるほど広い平原ということから付けられた地名です。サッカー場を6つほど合わせた広さの草原で、平昌の旅行スポットとして挙げられています。

曲がりくねった山道を車で上がっていくと、稜線に並ぶ風力発電機が見えてきます。間近から発電機を見られるというだけでも不思議な経験と言えるでしょう。発電機がひとつふたつ見え始めると、徐々に空に上っていくような感覚にとらわれます。飛行機から見る空とはまた違った感覚で、青い空に近づき、雲が下りてきて手に取れそうな気がします。上っていく道の風景を見ているだけで胸がときめく感覚が楽しめます。

六百マジギの最も美しい時期を挙げるとするならば、6月から7月にかけてではないでしょうか。その時期、この広い草原は「シャスターデージー」が満開となり、まるで夢の中の花畑にいるような気分です。草原いっぱいに咲き広がるデージーの花は、見ているだけでも緑の生き生きとした生命が満ち溢れるのが感じられます。「エッグフライの花」とも呼ばれる「シャスターデージー」は、決して華やかではないけれども草原全体に咲き広がり壮観をなします。

カメラを手にあちこちで写真を撮ってみると、すばらしくない所はないと言ってもいいほどで、周辺の山並みと平昌の澄んだ空がかもし出す美しい風景は、目で見て、心で感じ、そしてさらに写真に撮って思い出として残すのに十分に値するものです。この季節に六百マジギを訪れるならば、誰もが人生最高の写真を撮ることができるに違いありません。

曲がりくねった道を行くのは大変ですが、多くの人が六百マジギの美しい風景を見ようと訪れています。うっとりするような風景の中でウェディング写真の撮影に訪れる人々、山に囲まれた美しい夕焼け、きれいな夜空の星を見るために訪れる人々など、最近では「車中ピクニック」や「車中泊」で訪れる人も増えています。

緑の草原に咲く花に心を奪われるひと時を過ごしたならば、次は空を見上げます。絵のように美しい山並みとそこにかかった雲が壮観をなし、広々とした草原を歩きながら見回すたびに思わずため息が出るほどです。降り注ぐ日差しの中を歩いて暑さを感じる頃になると、澄んだ涼しい風が吹いてきてほてった体を冷ましてくれます。あちこちにある風力発電機は、その大きさ誇るように風の速度に合わせてゆっくりと回り、風景をただ眺めるだけでも曲がりくねった道を苦労して上ってきたことが報われたような気分になります。

六百マジギの風景を十分に楽しんだら、カフェでお茶を飲みながらしばらく休憩する時間を持つとよいでしょう。美しい風景を眺めているうちにおいしい食べ物やコーヒーが恋しくなり、買ってくればよかったと後悔したとしても大丈夫です。駐車場の周辺にカフェや食堂などがあり、リーズナブルな価格でローカルフードや飲み物が楽しめます。地元の人が直売する平昌の食材を用いた食べ物やスナックなどもあり、気軽に訪れることができます。

最近、車泊の聖地として有名になり、早い時間から多くの人々がここを訪れます。車を止めて景色を見ているだけでも十分な休息になることでしょう。車泊をする人々のために簡単な食べ物や飲み物も販売しており、駐車場とトイレもあります。駐車場に車を止めてから移動しなくても、その場からパノラマの風景を見ることができるので心配する必要はありません。ただし、炊事は禁止されているということを念頭に置かなければなりません。安全と自然保護のための措置ということで、人々は皆、六百マジギの絵のような絶景を守るために協力しています。そのようなこともあって、ますます多くの人々に愛される場所となっているようです。青い空が夕日に染まる時間になると、赤い太陽が沈んでいく山々の尾根がまるで絵のように広がります。とても短い時間ですが、この瞬間を見るために六百マジギを訪れる価値は十分にあります。一泊する余裕がないならば、太陽が出ている日中に行き、日が沈むのを見て帰る時間帯をおすすめします。ただ、日が暮れてから帰る際には万全の注意を払わなければなりません。

余裕があれば一泊することをおすすめします。山の中で一晩を過ごすのは少し不便かもしれません。しかし、日が沈んだ暗い夜空にまたたく星を見ていると、誰かが今、その星をちりばめたと言っても信じてしまいそうになるほどのすばらしさです。「星が降り注ぐ」という表現を実感する瞬間を経験できるかもしれません。都市の夜景がいくら美しいと言っても、この風景を見れば、人間は自然にはとうてい勝てないということを悟ることでしょう。夜空を見ているだけでも山中で一晩を明かす不便さに甘んじる価値は十分です。

山の中で迎える朝は静かで神秘的です。露が降りてしっとりと濡れた土の匂い、そして緑の輝きを放つ草の匂い。人が少ない時間ということもあり、静かな六百マジキを存分に楽しむことができます。時間の流れと共に変化する自然の香りと風景は、ここを再び訪れたいという思いを起こさせます。眺めているだけで胸がすっきりする時間の贈り物をもらった気分になります。

美しい花々と青い草原、そしてその先に広がる青い空、どんなに美しい言葉で表現しても、実際に見た時の満足を伝えることはできないかもしれません。

重苦しい日常から抜け出して自由を満喫したければ、六百マジギで一泊することをおすすめします。ここで過ごすすべての時間、すべての風景が自分への贈り物となることでしょう。六百マジギですべての重苦しさと憂鬱さを忘れて、自然がくれる風景、香り、精気をたくさん受け取っていってください。